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柳家喬太郎 神田山陽二人会 にぎわい座

 昨日はにぎわい座に喬太郎、山陽二人会へ行って来ました。以前、喬太郎師匠がかわら版に山陽と古典の勉強会をしたいと書いていたので、それが実現したのかな?と思っていましたが・・・。神田山陽先生はSWA以外であまり会を開いていないようでなかなか生の高座を見られず楽しみでした。(しかしまたあれをやるのではという不安もあった。)

 まず開口一番でさん喬一門の九番弟子、柳家小ぞうさんの大きな口の「子ほめ」から。NHKのハッチポッチステーションに出てくる人形並みな大きな口で元気のいい高座でした。さん喬一門の最初はともかく元気良くというとこでしょうか。一番弟子以外はどなたもまっすぐだ。しかし、高座返しやらで上がってくるとき元気に歩きすぎです。ステテコが丸見えですぜ。

 いよいよ、先攻は山陽先生から。相変わらずのネガティブ私生活をお送りなようでした。私も大概ネガティブだけど、それを笑いに転化できるのが芸人の良いところじゃないか!なぜネガティブなまま抱え込んでいるのだ先生は。最近お気に入りの鞄をなくした上に、その中には現金五万円が入ってたのだそう。私は1ヶ月のバイト代8万を丸ごと電話ボックスに忘れたことがありますが何か?そして肝心のネタはなんとここでもクリスマスのあれでした。不安的中!なぜ?!あの話はクリスマスに大事にやるから価値があるんじゃないのかね?SWAで作ったネタでも何でもいいじゃないか。講釈話は腐るほどあるだろうに。幸い客席にはこれを聴いた事のない人が結構いたようなのでよかったけどさ。。。

 後攻の喬太郎師匠の出番。芸協では彼だけがほぼ同期でずっと一緒に頑張ってきたなどとさりげなくエールを送る。そして講談との二人会だから、落語も講談物で行こうということで、あれをやる予感。そして、落語界で忠臣蔵をやったらどんな配役がいいかという話へ。大石内蔵助は志ん朝師匠、浅野内匠頭はあまり賛同を得られない柳家花禄師匠、血気盛んな堀部安兵衛は立川談春で、理由は話せば分かるからだそうです。か、林家彦いち師匠。高田馬場を疾走してそうですね。白鳥師匠は松の廊下でおろおろする役人、山陽先生は四十七士の誰か、昇太師匠は荻生徂徠のところにいる書生、喬太郎師匠は大工の棟梁だそうです。そして、にっくき吉良を誰がやるのか、それはもうお分かりですね。談志師匠です。理詰めで攻め立てられるのでつい斬りたくなるということを物まねでやってくれました。声はともかく手つきはそっくり。ここまで引っ張ってくればもうあのカマ噺しかありません。浅野のやばい男っぷりが何人かの客を引かせていましたが、きもいキョンキョンを十分に堪能しました。

 仲入り後何も言わないで話に入ろうとして失敗したので、こんどはパスネットを5枚も落とした話をする先生。合わせて7万円もの損失ですね先生。そしてやったネタはさるかに合戦の講談版?七人の猿蟹侍でした。以前喬太郎師匠がSWAシャッフルでリアルに臼を表現して落語にしていた気が・・・。以前よりかむのが減りましたがまだまだ稽古不足が目立ちます。稽古しているかどうかは見てないんですけど、してないと思わせちゃいけないでしょ。客席から「北陽の頃から見てるよ!」と声がかかると、「あの頃の私は死にました」と。今はどうだ?

 最後は喬太郎師匠の猫久。柳家が大事にしてる話に限って師匠の話はぎこちない。大事にするあまり形にとらわれてしまうんでしょうか?文七元結を爆笑させた志らく師匠に小遣いをくれた小さん師匠ですから、ぶっ飛んだ猫久をこしらえた方が、あの世から小遣いをもらえるかもですよ。武士が、猫久に刀を渡した妻に感服するシーンでろれつが微妙に回っていなくて、後半に響きました。忙しいから疲れてるんですね。

 追伸

 私は喬太郎師匠が歌う「清酒力士は良いお酒、力士~♬」が耳から離れないで微妙に不愉快なんですけど、そんな同志はいませんか?

 開口一番 柳家小ぞう 子ほめ

 神田山陽 ねずみ小僧とサンタクロース

 柳家喬太郎 カマ手本忠臣蔵

 仲入り

 神田山陽 七人の猿蟹侍

 柳家喬太郎 猫久

 

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