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2007年10月

柳家喬太郎独演会 麻布区民センター

長い間ご無沙汰でした。

 何故か自分の中で強いマンネリ感が起こりほっておいてしまいました。かといって落語会に行かなかったかというと相変わらず行ってます。志らく師の「エデンの東」、談笑師の「金明竹」「道具屋」「堀の内」「粗忽の釘」「岸柳島」をくっつけた落語チャンチャカチャン、「黄金餅」、「片棒」、談志師の「田能久」、吉坊さんの「馬の田楽」、「蛸芝居」、「七段目」、談春師の「包丁」、「小猿七之助」、「禁酒番屋」、「景清」、喬太郎師の「おせつ徳三郎」、「棄て犬」、「がまの油」、「蒟蒻問答」、志の輔師の「そば清」「宿屋の仇討ち」その他etc。どの高座も意欲的で新しい発見に満ちた良い高座でした。昔からあるテキストの中に如何に己を突っ込んで表現できるかという戦いを、固唾を呑んで見守るリング脇の観客の心境に近いものがあります。

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談春七夜アンコール 銀 にぎわい座

 昨日はにぎわい座へ。

 開口一番は談春師の二番弟子「春太」くん。髪の毛が多くて顔はしゅっとしてて笑うと微妙に草刈正雄風。こはるちゃんとよく似たくすんだ紺色の着物で登場。必ず最初に習う「道灌」をやるのですが、それがこはるちゃんにそっくり。談春師に教わってるはずだから談春師に似るはずなのに?こはるちゃんを見た時は師匠に似てるなーと思ったのに、兄弟子から二次感染したかのような高座でした。いや、くにゃくにゃして無く良いと思いました。

 んでもってやたら二階席を見ながら談春師が登場。声が出しずらいということで大声で「本日はようこそお出でくださいました!!」面白いなー春さんは。にぎわい座の師匠は、東京で黒だの白だのやっているときより気負ってなくてフラットで自由で面白い。いや、春さんの行動はすべて面白いのですが。ドクターも犬も。

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紀伊国屋ホール 三人集 昼の部

 先日、 柳亭市馬、立川談春、柳家三三、三人の柳派の若きエース達が集まって結成したユニット?「三人集」の旗揚げ公演らしきものへ行って来ました。この三人が集まればそれだけでもうお腹いっぱいにも拘らず、さらに、昼のゲストは立川志の輔、夜のゲストに笑福亭鶴瓶を呼んでいるという超豪華な落語会です。まだまだ若手だから大物の助力を願って箔をつけたいというより、この濃厚な会のアクセントには、なまじな人では勤まらないという自分達へのひそかな自信とも取れる布陣でございます。 

 昼の部は三三師、談春師のリレーによる「切られ与三郎」です。志らく師が以前独りで端から仕舞いまで語ったのを想像して二人で全編語るのかと思ったら、与三郎とお富が木更津で出会ってそれがため与三郎が滅多切りにされる「木更津海岸見染」とその後玄冶店で再会して二人で悪事を働くもそれが露見するあたりの「玄冶店」の抜き読みでした。
 

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立川談笑 月例独演会 お江戸日本橋亭

 この会はともかく口外できないことが多いので(笑)書けることはあまり多くないのですが、
今師匠は、古典落語の本質にあるものを現代にぐっと近づける作業について悩んでいて、それに関して同じ方向性を持っている仲間がいないというところでまた困っているんだそうです。
 安易な新作を作る人はいますが、談笑師ほど古典をスクラップアンドビルドする人はいませんし、だからこそ談笑師の落語は唯一無比なものとして輝いているのです。私は師匠のことを勝手に落語界のスサノオノミコトと呼んでおります。一ファンとして協力できることは見続けることだけで、なんとも情けないことですがぜひがんばってほしいと思います。とりあえず次の博品館を楽しみにしてます!

 ※月例では撮影、録音は自由です。撮っていてくれるとむしろ助かるぐらい師匠は仰ってますが、写真を撮るタイミングってのはお客の良識と見識に任せてくれている部分だと思うので、写メールを「ぴんぴろり~ん」と撮ってる方々、どーぞ間を外さずに撮ってほしいとおもます。歌舞伎で間抜けなおおむこうをするほどみっともないのとおんなじです。

 

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