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2007年11月

茶碗を作る

 今日は陶芸教室へ行き、器の高台を削りました。ぺったり平らな底が本当に丸くなるのかしらと教わりながらシュルシュル削っていくと、アーラびっくりお尻がどんどん丸くなるじゃありませんか。なんとかすっきりした形が出来ました。次は、器が乾いたら上絵の具を塗るか、素焼きして上薬を掛け本焼きと相成ります。まあ、傍から見たら大したもんじゃないけれど、自分の子供が出来たような気がして楽しいわああああ。

 まだ土が残っているので、あさっては無謀にも、抹茶茶碗に挑戦しようと思います。型破りな器が出来るか、形無しの土くれが出来るか、ドキドキします。

 

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志の輔らくごのごらく

 先日は楽友の方に譲っていただき、市の輔師の会へ行ってきました。珍しく志らく師匠がゲストで、志の輔、志らくの二枚看板が一緒に見られるとあって、期待が高まります。お互いが意識したネタ選びだと楽しいんですが。

 立川志の春 狸の札

 立川志らら  宮戸川

 立川志らく  火焔太鼓

 中入り

 だめじゃん小出 ジャグリング

 立川志の輔  井戸の茶碗

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志らくのピン 古典落語編 談志に挑戦 源平

 最近痩せたのは、ダイエットが成功したんじゃなくて病気だったという体で、若き談志の十八番「源平盛衰記」をやってしまうという会へ行って来ました。

 まるで往年の東宝名人会のような(本人談)演目が並びました。首の骨が老化して左手が痛いという満身創痍の中で、まったく守りに入らないラインナップに頭が下がります。

 笠碁

 源平盛衰記

 明烏

 たちきり

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ご挨拶

なかのひと   ふと気づくと、ココログに書き始めて早一年強の月日が経ってしまいました。来週は誰それの落語会、一ヵ月後は誰それの独演会と目の前の人参を追いかけていたらこんなになってしまいました。しめて160回以上の落語会に足を運んだことになります。これでもずんずんに比べたら半分以下なんですから、って、なんの慰めにもならない。

 落語ブームが起こって、雑誌では何度となく落語特集なるものが組まれているにもかかわらず、ブームとやらに煽られて落語を見始めましたって人を私は見たことがありません。しかし、たまたま友達を助けると思って見に行ったら、とっても面白かったからそれからいきなりファンクラブに入っちゃう人はいました。心が何かを求める時、それと合致したものが落語だったら、その人は落語を好きになるんだと思います。小三治師匠がどこかのインタビューで言っていました。落語との出会いは、桃源郷に迷い込むようなものだと。見えない人にはその入り口は見えないのだけれど、入ってしまったからには抜け出すことはもう出来ない。

 
 

旧ブログはこちら(No Rakugo No Life しょの1)

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楽橋亭 鯉昇・喬太郎二人会

 

日曜は内幸町に珍しい会を見に行きました。

心を揺さぶる高座と、心を開放する高座が交互に展開される、とてもリラクゼーション効果の高い二人会でした。大満足。

開口一番 瀧川鯉斗 動物園

瀧川鯉昇  千早ふる

柳家喬太郎  心眼

仲入り

柳家喬太郎  いし

瀧川鯉昇  お神酒徳利  

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茶の湯がやりたくて

 

最近陶芸というものを始めてみました。落語好きとしては、やはり幇間か若旦那という身分に憧れますが、私の置かれた状況からすると目指せるのはお職人でございましょう。しかも、普段から器を見るのが好きだったので、作る方に回ってみたわけでございます。これも、落語家を目指すということが出来なかった事への慰めなのかもしれません。

 私が選んだ教室は、一月の内何度教室に来てもかまわないという自由な雰囲気でしかも生徒さんのレベルが高い。単に上手というのではなくて作品に対する意識が高い。我ながら良いところに入門したと自分を褒めてあげたい。

 早速前座修行が始まります。まずは土を練ることから。土には空気がいっぱい含まれているので、それを抜かないと焼いたとき空気が膨張して割れちゃいます。そこで菊練りという、空気が上手く抜ける伝統の技が登場します。上手く練れると土に菊の花のような模様が出てくることからこの名前が付いたのですが、これが難しい!何時も同じ角度に同じように力を加えられないと模様は付かないし、新たな空気が入っちゃう。しかも、できないからといってあまり練り続けると土は死んじゃうそうだし、はうう。菊練りが終わると次はその菊を巻貝のように巻き上げる作業もあり、それももちろん出来ない。落語で言えば上下が振れないようなもんであります。自分の不器用さにただただ打ちのめされて初日は終わりました。先生に何を作りたい?と訊かれ、本当は抹茶茶碗が作りたかったのですが、そんな図々しいことはとても言えませんでした。(色々約束事が多く、器作りの究極が抹茶茶碗らしい)茶の湯ごっこがやりたかったのですが、とてもとても野望は遠かった。

 脂汗を流しながらふと周りを見てみると、ほかの生徒さんが素敵な作品を次々作り出していました。これだけは誓います。キ○イにはなるまい。
 

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土鍋で食す

 ここ数年、土鍋でご飯を炊くのが流行ってるようです。私もやってみようとご飯炊き用の土鍋をネットで購入し、二三度試してみました。しかし、その鍋が中国製だということに気づき不安になり放置。それでも土鍋ご飯の美味さは忘れられず、とうとう西友で土鍋二号を買いました。

 この鍋は土というよりセラミック製で、洋風鍋のような形をしています。大きさは土鍋9号クラスで大概のことは出来ますし、付属で金網が付いているので蒸し物も簡単。セラミックだから空焚きしてもOKで、普通の土鍋よりさらに丈夫です。燻製や石焼芋もできそうです。そしてこの鍋の最大の特徴はこれだけ出来て2470円というところです。偉いぞ西友!安いだけあって日本製ではなく、日本の会社が技術指導をしてマレーシアで製造したという。判断に困るなあ。しかし、高温で焼いているし鉛は使用してないと明記しているので信じるしかない。

 早速シチューを煮てみるとまろやかに出来上がりました。肉も柔らか。そしてご飯は、むっちりつやつやなご飯が炊きあがりました。魚沼産ではないコシヒカリでしたが、炊飯器よりぐっと甘みが強くなり、粘り気も強いものになりました。一粒一粒が主張する噛み応えに、ついつい咀嚼も多くなりますからさらに口の中に甘みが広がり美味しさ倍増。良くかむと体にもいいし、これからは土鍋だ!

たった一つの問題は、ご飯に使ったら他のことが出来ないということ・・・。

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伊豆の旅

3

 そーいえば、九月に伊豆へ行ってきたのでした。まず修善寺を目指し、河津を通って今井浜で海を見て、伊豆高原でちょっと降りてという、ほんのちょっと伊豆をつまみ食いの旅です。

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談春七夜アンコール 緋

開口一番 立川こはる 「かぼちゃ屋」

立川談春 「厩火事」

立川談春  「たちきり その一」

仲入り

立川談春 「 たちきり その二」

こはるちゃんは相変わらず元気でキビキビしていて気持が良かったです。叔父さんとの会話では早口大会でしたが、売りに出た頃からよかったなー。「ライスカレーはしゃじで食う」は小さんへのオマージュ?

 談春師の夫婦ものは良い!いつ聴いてもフレッシュな家庭を感じられます。垢じみないから気持よく微笑ましい。
仲人役のニイさんの「お咲、お前だって女房らしいことをあんまりしてないだろ?」という冷静な台詞と、仕事を忘れてプイと出ていっちゃった女房の後始末をつけてくれた亭主の態度によって、お喋りで(出来る若い女がどのような男に引っかかるのか論。確かに明治のよれよれ文士に女学生が引っかかったりしているな。さすが談春。)落ち着きのないお咲と、仕事もしないでいる八五郎が割れ鍋に閉じ蓋だけど似合いの夫婦であることが強く印象付けられています。今回は特にお咲さんの台詞がちょっと削られ、代わりに八五郎の出てくるシーンがクローズアップされてバランス的にも良くなった気がします。。きっとこの夫婦はなんだかんだと長続きするんでしょうね。そしてニイさんの苦労は当分続くでしょう。

 

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立川志ら乃 真打トライアル

 今日は立川志ら乃さんの真打トライアルへ行ってきました。

 いつもはプロレスをやったりするライブハウスみたいな会場でした。客層は若い人からわりと年配の人まで幅広く、志ら乃さんの支持層の広さが窺えました。パンフレットには50席もの落語の演目が書かれており、志ら乃さんがくじを引き、その席番に座っている客がその50席の中から落語を一つ選び合計四席の落語をやり、会の終わりに師匠である立川志らく師匠に総評してもらおうという趣向。しかし、50席の中でこれは?!というものがなく、志ら乃さんなら普通に出来るじゃん?というのばかり。そして、せっかくくじで当たったというのに選んだ演目が「湯屋番」「うなぎや」「たらちね」って、お客もぜんぜん挑戦的でない。唯一「笠碁」を選んでくれた女性に感謝。

 高座はどれも志ら乃さんらしいくすぐり満載で、師匠譲りのテンポのよさとあいまって他所でならもう若手真打クラスだ思いましたが、普段色々な会で垣間見るいつもの志ら乃さんであって、立川流の真打に期待する突き抜けた何かを感じることは残念ながら出来ませんでした。

 もっとこう、真打になれるのかなれないのか!!という緊迫感がほしかったです。談笑師匠のトライアルの時はもっと会場が熱狂的で、家元に対して「これでどうだ!」という雰囲気があったので、それを期待していたのですが、談笑師と志ら乃さんでは客層も目指す落語も違うのでこれは同じものを期待した私が悪いのですが・・・。

 落語が終わり、志らく師匠の総評が始まりました。まず、志らく師匠が真打になるまでの輝かしい歴史をざっと披露してくれ、(立川ボーイズとして売れに売れたこと、談志のテレビ番組でも人気者になったこと、トライアルでは即日ソールドアウトにし、若き談志も出来なかった演目に挑戦したことなどなど)志ら乃さん対して「志ら乃はどいういうことをしてきたの?」この返答に「NHKで大賞を取ったこととかモーニングに連載しているとか、大学の講師になった・・・」

 志らく師匠は、一番見込みのある弟子に「志ら乃」という名前をつけようとずっと考えていたといい、自分としてはもう今真打にしてあげてもいいのだけれど、今回の会の集客の遅さをあげて、立川流の真打の資格として「売れっ子になる」という点をクリアできていないことを指摘し、今日やった落語でも大ネタが入っておらず、それでもって賞と連載とかだけだで家元に自信を持って真打にするとは言いづらい。笑志さんはたくさん賞も取って、落語も上手いと定評があるにもかかわらずに家元がうんと言わず、近頃やっとやっと悲願の真打になれたのということもあり、それと同時の真打昇進になるにはもう一つ飛躍が必要だと判断しました。

で、来年一年、二百、三百の会場を毎月いっぱいにして、その会でネタ下ろしを月四本(大ネタを入れること)やり遂げるという試練が志ら乃さんに課されました。「これをやればファンも増えるし、志ら乃に絶対返ってくることだから」と志らく師匠の愛あるお言葉。

 ぜひ、志らく師匠が苦手としているジャンルにも挑戦したりと、志らく師匠、家元があっと驚く高座を期待したいと思います。

 「たらちね」

 「笠碁」

 「うなぎや」

 「湯屋番」

※ 真打ちにはすると、その代わり条件をつけようという事です。説明不足の気がして追記します。 

 

 

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「談志絶倒 昭和落語家伝」出版記念落語会

 9月16日は談志師匠に会いに紀伊国屋ホールへ行ってきました。この会はサイン会も兼ねていて、直接サインを貰えるたぶん最後の機会だと思って気合充分で向かいました。八重垣煎餅の前で張ってるってのもありなんですがね・・・。

 まずは談志師匠の落語から。「今日は大工調べをやる」と早々と宣言。おそらくこの本を出すきっかけになった、今は無き人形町末広で落語家の写真を撮りまくった田島さんという方のリクエストなのではないでしょうか。「談志独り占め」で独り占めしていた方ですね。ファンとはかくありたいものです。普段のときより談志信者率が濃厚で、家元の一字一句聞き逃すまいと静まる会場であっと驚く大工調べが展開したのでした。うそでも良いから八百並べろなんて、凄い。そして、奉行所に申し立てたら当然取り上げてもらえなかったという、まさに談志的解釈なのでした。

 落語会が終わった後、待望のサイン会で気まぐれに「懐かしいね」と書いてもらえました。

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あらかじめ落語が入ったICレコーダー

 「千早振る」から「甲子園の魔物」まで落語30席入りICレコーダー

 なんてのが発売されました。2Gのメモリーにすでに1Gもの落語を入れて売り出すとはキチガイ沙汰です。千早振るはともかく、甲子園の魔物がなぜ?ですが、これはラジオデイズ が企画してるからなんです。単品で売れないのだろうか・・・

 もちろんこのレコーダーを使って無断録音をしてはいけません。

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談志落語会 麻生文化センター

  

いまさらですがやっと言葉に出来たので書いてみました。10月の公演です。

談志独演会がいつの間に談志一門会になっていましたが、そんなことは問題ありません。家元でトリを取れば、会場を出た頃にはすっかり談志独演会に行った気になるのですから。

 立川志らべ  「浮世根問」

 立川談修   「目黒のさんま」

 立川談笑   「片棒 改」

 仲入り

 松元ヒロ   スタンダップコミック

 立川談志   「田能久」

  談志師匠が良かったのは言うまでもないけれど、談笑師匠が凄く意欲的にマニアでない客を巻き込んできたのが印象的でした。なんだか顔がテカテカした談笑師が弾むように現れ、いきなり長男がオカマの「片棒」が始まり、笑う客と戸惑ったり引いたりする客で会場が割れるのはいつものことですが、ここからが違いました。今までなら客層に合わせて微妙にソフトにしたり、客の笑いを探ろうとしたりしてましたが今回は手加減することなく突っ走ります。一つ一つのギャグはちょっとグロいですが絶対面白いので、お客が引きずられてどんどん笑うようになっていきました。そして極め付けが次男の葬礼エレクトリカルパレードのシーン、「さあ、みんなでミッキーを呼ぼう!」とお客に声援を要求。もちろんあまり言う人はいません。すると「声が小さいと、この後の談志も出てこないぞ!」「隣の人は他人だ」とお客を煽り、とうとうみんなで「ミッキー!!」一気に客との一体感が強まって最後まで爆笑で仲入りとなりました。先日の博品館での独演会では吹っ切れたように怒涛の高座を披露してくれ、そこから何か手ごたえを感じたんでしょうね。


 談志師匠は機嫌よくニコニコしながら登場したのに、お辞儀が済むと眉毛を思い切りハの字に下げて「調子が悪い」。今回は御伽噺をやる。あんまりやる人がいないのは面白くないから。だからただ語るなどということは家元はやらないで、合間合間にたびたび自分の体験や注釈を挿入しながら聴く人の想像力を刺激していきます。時にその注釈が余計に感じることも過去にはありましたが、この時はそれがまったく高座の大事な要素としてストーリーと融合していました。家元は思いつくまま融通無碍に話を行きつ戻りつするのですが、それがとても豊かな世界を醸し出して楽しのです。それは家元が類まれなる表現者だから出来ることなのでしょう。落語を語るというジャンルを超えた「談志語り」といっても良いような。このステージ唯一無比の談志師匠だけの世界でした。

 最近、談志師匠の落語を聞いた後は、どう表現していいか分からなくなる独特な感動に包まれるのは、今まで見たことがないものを見せられているからなんだろうか。

 

 

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第十五回 上方落語会 にぎわい座

 土曜日は春團治師匠と鶴二さんに会いににぎわい座へ行ってきました。

 林家市楼 「つる」

 桂福矢  「打飼盗人」

 桂団朝  「寄合酒」

 桂 文福  「相撲風景」 


 仲入り

 笑福亭鶴二  「道具屋」
 
 桂春團治  「親子茶屋」

 打飼盗人というのは江戸落語では「夏泥」と同じでした。知らないというのは恐ろしいもので、毎回発見があります。で、打飼いとはなんじゃいなというと財布な様なものを指すらしいです。泥棒に入ったらその家がすっからかんで、何でかよく分からないうちにあべこべに盗人が打飼から金をあげる事になってしまうのですね。

 鶴二さんはやはり基礎がしっかりしているようでとてもそれらしく見えます。もっと売れてくれると良いなー。

 らしく見えるといえばやはり春團治師匠のお茶や遊びなんぞは嘘がないから見ていて楽しい。かなり高齢になられても、船場の大家(たいけ)の若旦那役がよくお似合いなのが嬉しくなりました。
 

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男の隠れ家 

 

「男の隠れ家 落語特集」

 

見たことが無い人をターゲットに作る特集なので、真新しいことは何もありませんが写真が綺麗だし、落語界の著名人がこぞって寄稿しているので入門書としては上等なんじゃないでしょうか?しかし、地域、所属団体を超えた包括的な内容ではないのが残念。一応全国誌だったら上方落語を江戸落語と同等のボリュームで扱ってもらいたいし、著名人といわれている人達が進める落語にどうしても没故者が多くなるのも落語界の今を伝えきれてない気がするし、この手の入門書を見るといつもこのようなことを感じます。落語は筋の膨らませ方を楽しむ芸なのに、落語のあらすじなんて載ってたって面白くもなんとも無いと思うんですけど。聴いてもよく分からなかったときの補足には有用だと思いますけれど。あらすじを載せるより、落語の速記を載せたほうが面白いと思うのですがどうでしょうか?

 


 

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末広亭余一会

 

昨日は末広亭で行われた「橘右近十三回忌追善興行」に行って来ました。


開口一番 柳家ごん坊

小宮孝泰  「粗忽の釘」

 上手い!普通に上手い!冒頭はちょっと固くなっていたようですけれど、話が進むにつれてどんどん面白くなっていきました。誰かの真似なんじゃなくて、この人の落語として面白い。赤信号メンバーの中では一番でした。

ラサール石井 「無いもん買い」
 派手な着物を着ていると思ったら、昇太師匠が見立てたんだそうです。サーモンピンクの半襟を見て納得。元落研なわけじゃないといっても、やはり舞台人でありコメディアンだからコツを知っている。

渡辺正行 「時そば」
 落研の頃、志い朝という明治大学代々の名前を貰いに先輩の竹内さん(志の輔師)を訪ねガッテンガッテンしてもらえた。その晩二人で酒を飲み竹内さん宅へ泊まった晩、なぜかおねしょをしてしまいそれもガッテンガッテンしてもらえた。

松尾貴史 「はてなの茶碗」
 予想どうり上手い。茶碗が回りまわって時の帝の下へ渡ったときのシーンで今上天皇が出てきた。さすが。舞台で見るとキッチュはものすごく若く見えてびっくりした。この人は見るたびに若くなるなあ。

立川談幸 「漫談」
 師匠が落研の頃、明治大学の学園祭への出演交渉に談志師匠を訪ね「一万五千円で出てくれませんか」と頼んだら、「学生さんなんだからただで出てやるよ」とは言わないで「五万円出せねぇか?」とアップを要求された。

なぎら健壱 「漫談 見世物小屋」

瀧川鯉昇 「ちりとてちん」

仲入り

口上  橘流一門

立川志の輔 「バールのようなもの」 
 落研の頃、寄席のめくりをもらえるのが嬉しくて、談志に弟子入りしたらもっと貰えると喜んでいたのに、弟子入りしたとたん寄席と縁がなくなっちゃった。

松元ヒロ スタンダップコメディ

三遊亭 小遊三 「夏泥」

橘左近 立川談志 立川談幸 対談 

 ほとんどの出演者が明治大学の落研出身者という、何の追善か
わかんなくなってしまう顔付けでしたが、どなたも芸達者ですから
笑いが絶えない楽しい会になりました。
 最後の対談では、談志師匠が若い頃に書いた名著「現代落語論」の表示の題字を橘右近が書いたことによって、寄席文字が世に広く普及したというエピソードが。「どうでぃ!」ってなもんですね。橘流の中では、字が上手くなって天狗になることを諌める言葉に「談志になるな」というのがあったなんてのも面白かった。
 左近さんに橘流の家元を総領弟子が継承した方が良いと談志家元がアドバイスすると、すかさず談幸師匠が「うちの一門はどうなんですか?」と鋭い突っ込み。答えに困った談志師匠は苦笑しながら頭を抱えて床に転がってしまった。可愛らしい。

 最後は橘流の一門と談志師匠が揃いで三本締め。

抽選に当たった人に、本日のめくりをプレゼントという企画があって見事小宮さんのめくりが当たりました。出来れば「橘左近立川談志」と書かれた対談のめくりがほしかったけど。

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