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下丸子らくご倶楽部  ゲストは喬太郎師とロケット団 完成

 

昨日は、無職だからこそ行ける下丸子落語倶楽部へ行ってきました。花録師匠は今度出る芝居の稽古で休みになり、代わりが喬太郎師なのも魅力です。(花録師匠が嫌だっていうんじゃないですよ。あの人は面白くなりました!)

 前座バトル  立川らく兵 「かぼちゃ屋」

         立川らく八 「粗忽の使者」

         立川志らく 「トーク」

         柳家喬太郎 「次郎長外伝より 小政の生い立ち」
        
         中入り

         立川志らく  「らくだ」

 

 前座バトルはらく兵さんの圧勝。あの噺を基本のクスグリだけできっちり聴かせる前座はそうはいません。間をしっかりもたせて語りきった根性が偉い。下手したら、五代目小さんから、小三治、市馬さんに続く柳家の大器になってくれちゃったりしてと勝手に期待しております。

 トークは客の質問に志らく師が答えるコーナー。喬太郎さんのお腹は本物ですか?という質問には笑った。

 トーク終了後、まず高座に上がった喬太郎師匠はお腹をさすりながら、「本物です。 これで気が済みましたか?」(笑)

 師の一席は最近師が神田愛山から習って落語に直した元は講
談もの。十四の政吉少年がふとしたことから次郎長と出会ってあの小政になった云われを、実に小気味良く聴かせてくれました。落語は上手いし人物像型も抜群だし、喬太郎師の新しい武器になるであろうの一席でした。懐が清水の海より深そうな次郎長親分と、才気あふれる政吉少年にもう一度会いたくなります。

 中入り後、ロケット団の漫才。毎日のように寄席に出ている安心感が気持ちいい。ちょっと次のネタに移るときのネタ振りに繋がりが分かりづらくて、そこで余計なことを考えてしまうところがもったいない。ナイツに続いて、東京の寄席に出ているコンビがテレビに出るようになってよかった。

トリの志らく師はらくだ。私はなぜか今まで志らく師のは聴きそび
れ続け初めて。志らく師のらくだは、兄貴分の丁の目の半次の態度が異常なのが特徴。怒ったり笑うとき、白眼を剥いて首をぐるんぐるん回しながら「アア~っ!」とわめくのだ。その不気味さったらない(笑)。ロメロ監督の「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」のゾンビを思い浮かべます。(笑)

 志らく師は以前なら科白の可笑しさとスピードで押しただろうが、
今は語りの上手さと表現力で魅せる聴かせる落語。屑屋の久さんが酒を喰らって酔っていく様は、客が「あんなに飲んで」とつい言っちゃうぐらい豪快だったし、菜漬けの樽に詰めるためらくだの頭の毛をむしって坊主にしてからまた酒を飲んだ久さんの歯にらくだの毛が挟まったのを、目を剥きながら口から毛をつーっと抜き取る様子などは笑いの中の狂気を見ました。笑いながらもゾクゾクっとしました。そして、それはどこかチャップリンのさめた狂気に似てる気がするのです。志らく師匠の落語の中で一番凄みのある一席だったんじゃないでしょうか?きっとそれは狂気を前面に押し出した芝居をやった経験から来てるのかもしれません。

とにもかくにも、志らく師は今最高に良いです。

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コメント

志らく師匠の『らくだ』は去年、三鷹で観ました。

>>白眼を剥いて首をぐるんぐるん回しながら「アア~っ!」とわめくのだ

思い出しますw
志らく師の半次はヘンで怖かったです。
「この間、麻布で『黄金餅』を観た後、落友の皆さまと「次は『らくだ』が観たいね」って話しながら帰ったのでした。

下丸子、なかなか行けないんだよなぁ・・・

投稿: 茜 | 2009年5月23日 (土) 17時58分

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