聖蹟桜ヶ丘花火寄席 柳家喬太郎独演会
一年ぶりに聖蹟桜ヶ丘へ行ってきました。弟弟子が出なくて良かった。
柳家喬太郎 「転失気」
柳家喬太郎 「ぺたりこん」
中入り
柳家喬太郎 「寝床」
なんだか、一時の過剰な自信喪失は影を潜めとてもすっきり見やすい喬太郎師匠でした。見やす過ぎて物足りないぞ!!(なんて勝手なファンなんだ。あーやだやだ)
転失気は、寄席の浅い出番で見るととてもお得になった気がするであろう一席でしたし、ぺたこりんは、久しぶりにあの憎憎しい渡部課長が見れてよかった。なぜあの課長はかように高橋さんを憎むのでありましょう。そのなぜ?が、掌が机に引っ付いてどうしても取れないというなぜと結びついてものすごく不条理な空気に包まれるのです。そしてその不条理はなんら解消されないまま、渡辺さんは死んでしまう。ザムザが虫のまま死んでしまうように。アー、人間てなんなんだ。転失気で明るくした空気を自分で重くしてハードルを上げる師匠でした。
中入り後の寝床は、依然どこかで見たときより格段に面白くなっていました。義太夫の会にこれないと断る店の中に魚勝があるのも笑える。後で夢でしたといって義太夫を聞きに来るのがばかばかしい。落語の中で、檀那の義太夫に当たって体中あざだらけになるというくだりがあり、私的には、本当に義太夫に当たって吹っ飛ぶところを落語でやるべきだと思っていたので、師匠の巨体が義太夫に打ち抜かれ激しく高座から転げ落ちる姿を見て「おぬしも好きよのう」と思わないではいられません(笑)
志らく師匠のような「どうだ!」という分かりやすいものは見えませんが、確実に自信をつけてる喬太郎師匠の高座でした。すばらしい!
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コメント
こんばんは、花火寄席ではニアミスしていたようですね。私はセンター最前列でした。喬太郎師匠本寸法で三席、贅沢な時間でしたね。寝床はちょっとギャグに現代入れすぎている気がしました(右翼、日教組あたり)が、きっと刈り込んで進化していくことと思います。
ぺたこりん→ぺたりこん
ご指摘ありがとうございます!
書いててしっくりこなかったのでやっぱり間違えてたのですね。
私は立川流に頭が毒されているからかもしれませんが、落語のテーマ、本質からずれたギャグでなければ何を言ってもかまわないと思ってるので気にならないばかりか、あの言葉を持ってこれる師匠のセンスが大好きです。ただ今の事を言えば新しくしてると思い込んでいる噺家のギャグは大嫌いですが、師匠はちゃんと分かって使っていると感じます。
投稿: 車人形 | 2009年6月 8日 (月) 22時22分