立川談笑 月例独演会 9月
今さらだとは思いますが、見に行ったんだぞという事実を書き留めておきたいなと。
「蔵前駕籠」
現実は、駕籠を開けて「もう済んだ後か」で終わるはずはなかった。そうだよねー。
言われてみればそうだよねー。
「長短」
これが本当の、現代の長短だというものを見せてもらいました。本当に”話が長い男”と、人の話を最後まで聞かないでどんどん飲み込んでしまう真逆な性質の二人の物語でした。「た~ん~しっ~つぁんは~」なんて話し方をするから気も長いとは限らないし、第一そんな話し方をする人はあまりいない。
「らくだ」
らくだもらくだになるにはそれなりの過去があり、しかしだからといって周りに迷惑をかけてはもちろんいけない。乱暴者とおとなしい庶民の関係性が逆転するという面白さでは飽き足らないのか、らくだに家族を壊された屑屋さんの復習劇に昇華されていました。普段から、世の中をスポイルされてしまった人々からの視点を大事にしている談笑さんらしい一席でした。乱暴者をリアルに描くことによって迫力を出している高座は今までもありましたが、どうしようもない乱暴者がいる「状況」をリアルに再構築しているという点が新しい。
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