文化・芸術

歓喜の歌 いいねぇ

 

昨日やっと歓喜の歌を見ました。
 シネカノンでは水曜は男女構わず1000円デーなのにかかわらず、入りはいまひとつでしたが、お陰でベストな席で見ることが出来ました。

 予想以上に良かった。無理に笑いを詰め込むわけでなく、泣かせようというあざとい演出をするでなく、原作のテイストを大事に作っていることがよく分かりました。出演者の演技もみな自然で、日々を一生懸命生きている市井の人々という雰囲気でとても好感が持てました。その中で、駄目公務員の典型を演じる小林薫の駄目演技が愚かしく可笑しい。やる気はないしイライラして北京飯店にあたったり本当にだめ親父。あんなに格好悪い小林薫を初めて見ました。そんなだめな人にもがんばれば歓喜の歌が降り注ぐのでし。いやー良かった。安田成美も評判どおりとっても可愛らしくて良い。良い女優さんになりましたね。もちろん家元は何をやっても家元で、会場の中で私と友人だけで大爆笑していました。

 監督の演出が良かったからだと思いますが、歓喜の歌という落語を映画関係者が皆共感してくれていて、それがこの映画の良さに繋がったんじゃないかと感じながら見ていました。志の輔師匠も、こんな素敵な映画にしてくれてさぞうれしいことでしょう。

 ※映画の中にさりげなく志の輔師匠のほかの落語の匂いも入ってるのでそれは落語ファンにはおたのしみ

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仏像展 二回目

 前回に引き続き、今度は友人二人と連れ立ってあの人に会いに行きました。

Diva_1

このお方です。

 一目見た瞬間確信しました。このお方こそが仏であり、完璧な美、至高の悟りを具現化した存在です。展示室と言う同じ空間にいながら、かの方は我々衆生とは全く違う次元にいるようでした。手を伸ばせば触れるほどの近距離にありながら、かのお方ははるか須弥山の雲の上から我々衆生を眺めています。群がる人間のなんて小さく愚かしいことよ。私もその一員なんです。こんなに仏像と自分の間に距離を感じたことはないです。それほどかのお方は完璧に仏でした。

 蓮華座から今にも降り立ちそうな足、しなやかで生々しい腰、今にも蜜の川が溢れ出しそうな掌、えもいわれぬ芳しい風にたなびく衣がますます躍動感を演出します。視線は遥か遠方を雲の間から見つめているようで、何を想っているのか深い笑みをたたえています。正面から見ると妖艶な女性、横から見ると理知的な男性に見える不思議な面差しは人知を超えた思考を表しているようです。本当にたった今この混沌とした現世に来迎してきたばかりのような初々しい瞬間を捕らえた仏像でした。本当に申し訳ありませんが、この仏様にお会いした後は、他の仏像はただの木の像に見えてしまいました。この仏様が人の手によって作り上げられたものだなんてなんだか信じられません。仏様が木質化してしばし人間界にとどまっているのではないでしょうか?運慶、快慶が掘り出した仏像も素晴らしいですが、この観音様に比べたらまだ人間レベルです。

 仏様は私が死んだ後もずっとずっと滋賀のお寺から下界を眺め続けることでしょう。この仏様が過ごす長い長い時間に比べたら、私の一生なんて塵も同じ。そう思えるとなんだか不思議と心持が軽くなりました。

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仏像展 行きました

 金曜日の嵐の夕方、こんな日はあの人たちを独り占めできるんじゃないかと、国立博物館でやっている「仏像展」へ行って来ました。同じ事を考えた物好きが結構先に来ていて思ったより人がいましたが、物好きなだけあって皆さん詳しい人ばかり、さりげなく近づいて耳学問をさせていただきました。
 今回は、一木造の木像だけを集めたマニアックな催しだったので、よく見る仏像辞典ではあまりクローズアップされてない隠れた個性的な仏様が多数出場なさっていました。


 展示方法も、ただ時代別に並べるんではなく一人一人の個性を尊重するような配列をしていて、解説文も宗教的な説明を廃して、

ちなみに、私のふるさと横浜の弘明寺からも一体昔から贔屓にしている仏様が出場なさっており、いよいよ地元から甲子園出場!みたいな気分もあり、晴れ姿を見に行こうという心持であります。

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